あなたはオリジナルTシャツを作ったことがありますか？
オリジナルTシャツの制作に着手する際には、デザインと、土台となる生地の選択、どちらもこだわりたいところです。
特別なイベントや日常での着用を想定しているため、ただ単に目を引くデザインを選ぶだけでなく、生地の質感や着心地、耐久性にも注目する必要があります。
世界に一つのオリジナルTシャツを作ることで、自分一人だけ周りのみんなと違うTシャツ持っているという特別感や、みんなと共有することで団結力が高まるなどいいことがたくさんあります。
しかし、何の知識もないまま、生地や生地や写真を適当に選んでオリジナルTシャツを作ってしまうと、知らない間に権利を犯してしまって、最悪の場合は罰則を受けてしまう可能性があります。
そこで本記事では、オリジナルTシャツを作る際に知っておきたいデザインと生地のポイントについてご紹介します。
□オリジナルTシャツの生地で知っておきたい基礎知識
オリジナルTシャツの制作において、生地選びは非常に重要な最初のステップです。
生地の特性を理解することで、用途に合った最適なTシャツを選べるようになりますよ。
では、実際にオリジナルTシャツの生地は、どのようなポイントを加味して選べば良いのでしょうか。
ポイントを見ていきましょう。
1:生地の重さ
まず注目したいのが、生地の重さです。
一般的に、生地の重さは、「g/平方メートル」や「オンス（oz）」で表され、この数字が大きいほど厚手で耐久性があり、小さいほど薄手で涼しい着心地となっています。
重さを考える際には、どのような用途・どのような場面でオリジナルTシャツを着用するのか、考えることが重要です。
重い生地は繰り返しの洗濯に耐え、薄い生地は夏場の軽やかな着用に適しています。
ヘビーユースを想定するなら厚手、一時的なイベント用であれば薄手が選択肢といったように、用途に合わせて重さを選ぶようにしましょう。
2:糸の太さ
次に注目したいのが、細部の質感を決める糸の太さです。
糸の太さは「番手」で表されています。
「番手」が高いほど細い糸を使用しており、生地の滑らかさや柔らかさに影響します。
糸は、撚り合わせた糸の本数によって、呼び方が異なるものです。
紡績したままの1本の糸を単糸と呼び、2本の糸が撚り合わさっている糸を双糸と呼びます。
どちらの糸を選ぶかで、仕上がりの質感が異なります。
単糸はシンプルながらもカジュアルな印象を、双糸は滑らかで高級感のある仕上がりにできますよ。
そのため、Tシャツの用途や求める質感に応じて、糸の種類を選ぶことが大切です。
3:編み方
最後に、編み方にも注目することをおすすめします。
Tシャツには、度詰めと甘編みが主な編み方として存在しています。
度詰めは密で強度が高く、甘編みは柔らかく軽い質感を生み出せる編み方です。
同じ糸でも編み方によって様々なテクスチャーを実現できるため、編み方を意識することでより自分たちの求める質感に近づけます。
□生地にこだわるべき3つのメリット
オリジナルTシャツを作成する際、生地選びにこだわることはデザインの魅力を最大限に引き出し、着用者の満足度を高める重要な要素です。
ここでは、生地選びに注力することの3つの大きなメリットを見ていきましょう。
1:シルエットと風合いの向上
生地は、Tシャツのシルエットの違いに大きな影響を与えています。
使用される生地によって、同じサイズのTシャツでも全く異なる印象に仕上がることも。
硬めの生地はシルエットを保ちやすく、柔らかい生地はリラックスした着心地にできます。
また、光沢感のある生地やしっかりとした生地を選ぶことで、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンでの着用が可能になるのです。
生地選びにこだわることで、デザインだけでなく、着心地やシルエットのような見た目においても納得のいくオリジナルTシャツを作成できることは大きなメリットです。
2:着心地の良さと機能性の向上
機能性を高める上でも、生地の選択は重要です。
生地によって吸湿性や速乾性、通気性などの機能性が変わり、着用シーンに応じた最適な選択が可能です。
特に活動的なシーンや季節を問わず着用する場合、機能性の高い生地を選ぶことで、一日中快適な状態を保てます。
例えば、スポーツシーンでは速乾性や通気性の高い生地を、冷房が効いたオフィスでは保温性の高い生地を選ぶなど、シーンに応じた生地選びが重要です。
3:耐久性の向上による長期的な利用
生地の質に注目することで、高い耐久性で長く愛用できる可能性が高まります。
質の良い生地は洗濯や日常の使用に耐えうる強度を持ち、長期間にわたって愛用できるTシャツに仕上げられます。
初期のコストは高くても、耐久性の高い生地を選ぶことで、長期間の使用を考えると経済的にもメリットは大きいです。
質の良い生地を選ぶことは、頻繁に製品を買い替える必要がなくなるため、持続可能な消費行動としても推奨されます。
環境に良い行動をしたいと考えている方にも、質の良い生地選びはおすすめできますよ。
□素材による着心地の違い
オリジナルTシャツの着心地は、選択される生地の素材によって大きく左右されます。
コットン、ポリエステル、そして混合素材の3つの主要な素材と、それぞれがもたらす着心地の特徴について見ていきましょう。
1:コットン
コットンは吸水性に優れ、汗をしっかり吸い取ります。
通気性も高く、蒸れずに快適な着心地を保ちます。
保温性があるため、冬場でも一定の暖かさを維持できることが特徴的です。
夏場は汗を吸ってすぐに蒸発させるため、涼しく過ごせます。
コットンは、ナチュラルな肌触りに優れた素材でもあります。
天然素材ならではの柔らかさと肌触りは他にないものです。
長時間の着用でも肌に優しく、敏感肌の人にもおすすめです。
2:ポリエステル
ポリエステルは速乾性に富み、激しい運動後も快適な状態を維持できます。
また、耐久性も高く、型崩れしにくいのが特徴です。
UVカット機能や抗菌防臭性能を持つ生地も多く、アウトドア活動やスポーツウェアに最適です。
また、シワになりにくく、洗濯後の乾燥も速いため、日常のメンテナンスが容易です。
日常的に使うTシャツであれば、ポリエステルのものが良いでしょう。
3:混合素材
混合素材は、コットンの快適な肌触りとポリエステルの耐久性・機能性を兼ね備えています。
コットンの柔らかさとポリエステルの機能性が組み合わさることで、快適でありながら実用的な着心地を実現できるのが大きな特徴です。
コストパフォーマンスに優れ、様々なデザインや用途に合わせやすいのも魅力の1つです。
オリジナルTシャツ作りにおいても、多用途に対応できます。
□写真を選ぶときの権利侵害に対する注意点
写真を選ぶときには、著作権、肖像権、パブリシティ権に注意しなければなりません。
では、それぞれの権利について詳しく見ていきます。
＊著作権
著作権は知的財産権の一種であり、美術、音楽、文芸、学術など作者の思想や感情が表現された著作物を対象とした権利です。
著作権を与えることにより著作者の創作意欲や経済的利益を保護することで、文化の保護と発展を実現することを目的とした権利です。
著作権は著作物が作られた瞬間に発生し、権利の登録といった手続きはなく、50年ほどの保護期間があります。
よって、アニメのキャラクターや、企業のキャラクター、ブランドロゴなどが入った写真を無断で使用すると著作権の侵害になってしまいます。
またアニメや企業だけでなく、一般人がとった写真も無断で使用すると著作権の侵害になってしまう可能性があります。
著作権を侵害してしまうと、10年以下の懲役または1000万円以下の罰金という意外に重い罰則を課されてしまうので十分な注意が必要です。
著作物によっては独自のガイドラインを設けているものもあり、場合によっては著作者の許可なく利用できるものもありますが、無断で著作物を編集してしまうと、著作人格権の侵害となってしまい、5年以下の懲役または500万円以下の罰金を課されてしまうので注意してください。
＊肖像権
著作権は人格権ないしプライバシーの権利の一種とされ、他人から無断で写真や映像を撮られたり無断で公表されたり利用されたりしないように主張できる権利です。
著作権は法律上で定められていないので罰則は裁量に任せられます。
実例として120万円の損害賠償責任が課された例があるので注意しましょう。
どの用途で使うのかや、どのような媒体で公開するのかをきちんと説明した上で、被写体に口頭もしくは書面で同意を得た場合は肖像権の侵害とはなりません。
また、同意を得られなかった場合でも、被写体の社会生活に被害の及ばない程度の写真だと問題ないです。
さらに、個人が特定できない場合や、パレードや祭りなど、公の場所での公の行動を撮影した場合も、撮影の同意を得たものとして捉えられるので大丈夫です。
＊パブリシティ権
芸能人やスポーツ選手のような有名人は、有名であるがゆえに肖像権やプライバシー権の行使が制限されていると解釈されています。
一方で、有名人の経済的な価値を保護するためにパブリシティ権は生み出されました。
肖像権と同様に法律上では定められていないので罰則は裁量に任せられます。
本人や事務所の許可なく有名人の写真を写真集や雑誌からスキャンしたり、加工して作り替えた場合は、パブリシティ権の侵害となってしまいます。
□実際にどんな写真にするのか
ここまでは、写真を選ぶ際に注意すべき権利について説明してきました。
では、次に実際にどんな写真を選べば良いのかを簡単に紹介していきます。
例えば、オリジナルTシャツを家族などの身近な人と共有する場合は、許可をきちんととった上で、その人たちととった写真をTシャツにすると良いでしょう。
また、何かしらのグループ内で共有する場合は、グループ全員の同意のもとで、集合写真をTシャツにすることをオススメします。
大好きな有名人の写真をTシャツにしたいと思う方は多いと思いますが、無断で使用してしまうと違法です。
アーティストによっては、ライブを盛り上げるためにオリジナルTシャツの作成を許可している場合もあるようなので、しっかりと確認してから作成するようにしてください。
□まとめ
オリジナルTシャツを作る際の写真の選び方について解説しました。
写真を選ぶには十分な注意が必要だということが分かっていただけたと思います。
逆にいうと上記の3つの権利を写真を選ぶ選択肢は広がるでしょう。
当社では、写真入りのオリジナルTシャツを作っていただけることはもちろん、半袖、長袖をはじめ、ノースリーブやスポーツ用など、様々なカテゴリーから選んでいただけます。
また、カラーバリエーションも豊富ですので、どんな用途にも対応できる品揃えとなっております。
オリジナルTシャルを作る際はぜひ当社をご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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