みなさんが学生のころ、クラスやサークルでお揃いのTシャツを作りませんでしたか?
みんなでおなじTシャツを着ることで、仲間意識が強まり、クラスの一体感が生まれます。
このように集団のチームワークを高めるのに、全員が同じアイテムを身につける、という行為は実に効果的です。
さらに自身が集団の一員であるという自覚も生まれます。
同じような効果は、オリジナルエンブレムの作業服でも得られます。
社会においても、チームワークや集団意識は非常に大切です。
この記事では、オリジナルエンブレム刺繍の入った作業服のメリットについて、ご説明いたします。
■報連相がしやすい環境を整える
全員が同じ作業服を着ることはコミュニケーションの活発化につながります。
なぜなら、作業服を着た人同士が、同じ組織の人間であると感じやすく、仲間意識や連帯感を生むからです。
コミュニケーションが円滑に行われる組織は、報告・連絡・相談のしやすい組織です。
報連相の環境が整った組織を作り出すことが、業務の効率化を高めることにつながります。
■お客様に信頼感や安心感を与える
企業のエンブレムが入った作業服は、身分証明書です。
身分証明証を目にしたお客様は、その従業員が企業にふさわしい人物だと認識し、信頼感や安心感を得ます。
企業や従業員にとって、お客様からの信頼は非常に大切です。
信頼を得た従業員は、自信が生まれ、その自信がお客様に伝わり、さらなる信頼の向上へとつながるのです。
このように、エンブレムの入った作業服が信頼感を生む1つのかてとなります。
■刺繍のエンブレムは消えない
刺繍されたエンブレムはプリントよりも長持ちします。
エンブレムがプリントされたものだと、洗濯や長期の使用により、プリントが剥がれてしまいます。
刺繍されたものは、洗濯で剥がれることはありませんし、エンブレムがボロボロになってしまう心配がありません。
作業用ですので、何かのイベントで一時的に着用するものとは違い、長期にわたり使用する可能性が高いでしょう。
ですので、簡単に消えてしまうプリントよりも、耐久性のある刺繍をおすすめします。
オリジナルエンブレム刺繍入りの作業服は、従業員の意識改革や、お客様からの信頼感や安心感が得られるなど、良い効果が期待できます。
作業用トレーナーなどの制服に、オリジナルエンブレムの刺繍を入れることに少しでも興味を持たれた方は、お気軽に有限会社林ネーム刺繍店にご相談ください。
■刺繡でエンブレムを作る際に必要な材料
刺繍でエンブレムを作る際に必要な材料は以下の通りです。
1つ目は、刺繍糸です。
刺繡糸の中にも、多くの種類がありますが、エンブレムを作る際は「25番糸」がおすすめです。
25番糸とは、6本の糸が1つの束になっているもので、エンブレムを作る際に、2本どりか、3本どりに分けて使用します。
2つ目は、刺繍針です。
刺繡針には、「フランス刺繍針」と「クロスステッチ針」があります。
クロスステッチ針は、針先に丸みがあることが特徴の針です。
一方で、フランス刺繡針は、先端は鋭くて、太い糸を通しやすい大きな針穴を有していることが特徴です。
刺繡でエンブレムを作る際は、フランス刺繡針を選択することがおすすめです。
3つ目は、刺繍枠です。
刺繍枠とは、刺繍の土台となる生地を固定するために使用するアイテムです。
刺繍枠は、刺繍をするうえで必ず必要なものではありませんが、使用することで生地を固定できるため、刺繍しやすいでしょう。
また、大きさに関しては、大きすぎるものを選ばないようにすることがポイントです。
4つ目は、フェルトです。
フェルトとは、エンブレムの土台となるものを指します。
5つ目は、刺繍用下地シートです。
刺繍用下地シートを使用することで、想像した図を刺繍で表現できます。
ただ、フェルトに直接図を描く場合は、刺繡用下地シートは不要です。
6つ目は、はさみです。
糸を切るための糸切りばさみと、布を切るための裁ちばさみを用意しましょう。
7つ目は、両面接着芯です。
両面接着芯とは、樹脂が吹き付けてある布を指します。
両面接着芯を使用して、アイロンを当てることで、簡単にエンブレムを作業着につけられます。
■刺繍でエンブレムを作る方法
刺繍でエンブレムを作る際は、以下のステップを踏むことが一般的です。
最初に、イラストをつくります。
まずは、想像しているエンブレムをイラストにしましょう。
イラストにする際は、ご自身で描くのも、本やインターネットからイメージ像を探してみるのもおすすめです。
使いたいイラストが見つかったら、刺繡用下地シートにプリントするか、フェルトに直接図案を描きましょう。
次に、刺繍をします。
イラストの中を埋めるように、刺繍を進めていきましょう。
その際のポイントとして、刺し始めと刺し終わりに関しては、返し縫いだけにすると、きれいに仕上がりやすいです。
刺繍をする際は、2つのステッチを使い分けることがおすすめです。
画を埋める際は、サテンステッチやロングアンドショートステッチを使うと良いでしょう。
画を埋める作業をする際は、できるだけ隙間を埋めることを意識することがポイントです。
画を埋め終わったら、ラインを刺していきますが、その際はアウトラインステッチやバックステッチ、チェーンステッチなどを使うことがおすすめです。
刺繍が完全に終わったら、裁ちばさみを使って、刺繍周りをきれいに切り取っていきます。
最後に、エンブレムを貼ります。
出来上がったエンブレムを作業用のトレーナーに貼っていきましょう。
まずはアイロンでエンブレムを温めて、貼りたい位置に置きます。
次に、あて布を載せた状態で、5〜10秒ほどアイロンを押し付けるという作業を4〜5回ほど繰り返し、乾燥させて完成です。
■エンブレムを付けた服に関してよくある疑問
*エンブレムを補強するためにはどうしたら良いのか
以下の2つの方法を活用することで、簡単にエンブレムを補強できます。
1.生地の裏側からアイロンを当てる
エンブレムを貼る際に、アイロンを使用したと思いますが、裏側からもアイロンを押し当てることで、より補強されます。
ただ、表側と裏側の生地の種類が異なることがあるため、「裏側からアイロンをしても問題ないか。」について事前に確認しておきましょう。
2.エンブレムの角や隅の部分を糸で縫い留める
エンブレムの付いた作業着を何度も洗濯していると、徐々に端の方からエンブレムが取れやすくなってしまいます。
そのため、エンブレムの角や隅の方を糸で縫い留めておくことで、安心して洗濯できるでしょう。
糸で縫い留める際に、エンブレムの色よりも薄い糸を使用することで、違和感が無い状態でエンブレムを補強できるので、使う糸の色を考慮することも大切です。
*そもそもエンブレムの付いた作業着は洗濯して良いのか
結論から申し上げますと、洗濯しても問題ありません。
ただし、洗濯をする際は、エンブレムの付いた面を裏返しにしてネットに入れて、手洗いコース・ドライコースで洗濯をすることがおすすめです。
また、漂白剤の使用は避ける方が安心して洗濯できるでしょう。
それは、漂白剤を使用した状態で洗濯してしまうと、色移りしてしまう可能性があるからです。
*エンブレムを取りたくなったらどうしたら良いのか
エンブレムを取りたくなった場合や、違うものにしたくなった際は、エンブレムをつける際と同じ手順を踏めば、簡単に取れます。
あて布をした上から、アイロンを当てて、エンブレムをゆっくりと剝がしていきます。
仮に、接着面の糊が布に残ってしまった場合は、再度アイロンを当てて熱を加えることで取れることが多いです。
ただ、どうしても取れない場合は、消毒用エタノールに浸した綿棒でこすることで、簡単に取れます。
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