「ユニフォーム(制服)を導入したい。」
こう考えている経営者の方も多いのではないでしょうか。
ユニフォームは店に統一感をもたらしてくれるだけでなく、チームワークを高めてくれるなど、様々な効果を発揮します。
そこで今回は、ユニフォームを導入することで得られる効果についてご紹介します。
〇ユニフォームの歴史
ユニフォームの効果を知る上で、まずはユニフォームが生まれた歴史についてご紹介します。
ユニフォームは、野球やサッカー、バスケットボールなどのスポーツから、学校などの制服としても用いられています。
そのため一重にユニフォームの歴史を語ることは難しいのですが、例えばブレザーであれば、英海軍のブレザー号が女王による観閲をうけるために、船員全員が同じ紺のブレザーを着たことが他の艦にも伝わり、普及したと言われていたり、野球であれば、南北戦争の際の軍服を模したものであると言われていたり、ユニフォームによって様々です。
その中でも共通して言えるのが、ユニフォームは元々軍隊で導入されたものであったということです。
軍隊は統一感を出し、敵を威圧することや、敵味方を識別する役割を担っていました。
そのユニフォームの効果は現在においても利用されています。
〇ユニフォームを導入する効果
歴史を見ても分かるように、ユニフォームには大きく分けて、統一感と識別の二つの効果があります。
さらにこれらを細分化することで、以下の4つの効果があると言えます。
その1:統一感
ユニフォームを導入することで、店全体に統一感が生まれます。
特にコンセプトを大切にしているカフェなどであれば、コンセプトに合ったユニフォームを導入することで、雰囲気をさらに高めることができます。
その2:チームワークを高める
同じユニフォームを着ることで、仲間意識が芽生え、チームワークが高まり、作業効率を上げることができます。
特に連携が必要な飲食店などでは効果てきめんです。
その3:店員とお客さんを識別
店員がユニフォームを着ることで、お客さんは店員と他のお客さんを識別することが容易になります。
識別が容易になることで店員に話しかけやすくなり、そこから購買にまでつなげやすくなります。
その4:仕事モードの切り替え
私服の延長線上で勤務すれば、どうしても私人の部分が出てしまいがちですが、ユニフォームを着ることで、「仕事」を意識しやすくなります。
またユニフォームを導入することでプロ意識が芽生えやすくなり、業務にもメリハリが出ます。
〇ユニフォームを選ぶ際に重視したいポイントとは
ただ単にお揃いの制服やユニフォームを導入するのでは、制服やユニフォームの良さを活かしきれません。
ここからは、ユニフォーム選びで重視しておきたいポイントを紹介します。
1つ目の重視すべきポイントは、機能性です。
ユニフォームは、働いている間はずっと身に付けるものなので、いかに機能性にこだわるかが重要なポイントです。
大切なのは、着心地の良さやボタンやファスナーの位置・種類、そして素材自体の通気性の良さです。
ユニフォームの素材には、特殊加工された素材を選ぶのもおすすめです。
良く使われる特殊素材には、「吸水速乾加工」「抗菌防臭加工」「防風保温加工」という3つが挙げられます。
吸水速乾加工は、文字通り吸水性に優れているので、夏場に外で働くことが多い場合や汗をかくことが多い職場環境で導入すると良いでしょう。
抗菌防臭加工は、吸水速乾加工と同様に汗をかくことが多い職場や着替えるタイミングが限られている職場に導入すると良いでしょう。
この素材は接客業の制服に良く取り入れられています。
防風保温加工は、温かい素材なので、職場環境が寒い場合や強風を受けることが多い職場に導入するのにおすすめです。
ユニフォームの素材は、ここで挙げたもの以外にも存在し、その種類は多岐に渡ります。
素材選びの際には、必ず自社の事業内容に合致した特徴を備えたものを選ぶようにしましょう。
2つ目の重視すべきポイントは、安全性です。
社員の命を守るためにも、安全性は何よりもこだわりたいポイントと言えるでしょう。
特に、電気や火を扱う業種や、病原体を扱う職業に関しては、制服を作る際には思わぬ事故を防ぐためにも、安全性についての細心の注意が必要です。
実際に、比較的危険な職場環境で安全性への配慮を怠った結果命が危ぶまれる事故が起こったケースも過去に存在するので、職場環境に合わせて以下のような特殊加工がされている素材を使ったユニフォームを導入するようにしましょう。
工事現場や現場での作業が多い職場では、「防火防炎加工」の素材を使うと良いでしょう。
工事現場以外にも、調理の現場でも効果を発揮するでしょう。
電気系統の工事を行う職場には、「帯電防止加工」のユニフォームを導入するのがおすすめです。
また、ガソリンスタンドをはじめとする静電気が発生する場所でも安全性を高めてくれるでしょう。
医療の分野では、「制菌加工」の服を取り入れると良いでしょう。
病院や診療所などはもちろんのこと、飲食店や食品工場のような、食品を扱う分野の職場でも導入すべきと言えます。
3つ目の重視すべきポイントは、企業の戦略です。
使いやすさや安全性の他にも、ユニフォームに求められることがあります。
それが、広告としての効果です。
制服やユニフォームは、その企業のイメージに直結し、デザイン次第では宣伝の効果も少なからず期待できます。
デザインを考える際には、競合他社との差別化や社員のモチベーション向上の意味も込めて、オリジナリティを大切にしましょう。
オリジナリティを出すには、シンプルに社名や企業ロゴを入れたり、他者とは違う色使いやデザインを心掛けるといった工夫が効果的です。
また、社外の一般人から見てマイナスな印象を感じないような健全なデザインにすることも大切です。
ユニフォーム制作にあたっては、必ず制作の目的を明確にしましょう。
制作すること自体が目的になってしまうと、導入の効果が現れづらく、結果として損失に繋がります。
目的と予算については慎重に検討するとともに、社内の声も十分に参考にしながら自社だけのユニフォームを作っていくのが理想的です。
この世に存在するあらゆるユニフォームには、それぞれ明確に目的・存在意義があります。
学校のユニフォームである制服には、学校内の結束を強めることや帰属意識をもたせること、学校のイメージを向上させること、そして学校自体のステータスやモラルアップとしての側面が重視されています。
スポーツにおけるユニフォームは、チームやサポーター・ファンの結束力を強め、帰属意識をもたせること、競技における機能性の向上、チームの判別などの目的があります。
その他の非営利組織などでは、帰属意識の向上に加えて団体のシンボルやイメージアップを目的としている側面もあります。
そして、企業のユニフォーム・制服には、学校やスポーツチームと同じく結束力を高めることや帰属意識の向上、生産性や安全性・衛生面における向上、企業のステータスや広告機能を付与することなどが目的として据えられています。
どのユニフォームにも共通して言えることは、着ている人同士の結束を強めて帰属意識を持たせることが目的となっていることです。
この帰属意識を持たせることを基本として、企業ごとの目的を達成するためにも、ニーズに合った最適なユニフォームを選ぶことが重要です。
ユニフォームを導入する効果は他にも様々あります。
またオリジナルの刺繍を入れることで効果をさらに高めることができます。
これを機に、ぜひユニフォーム導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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